皆さま、初めまして。
学生指揮者を務めております3年の藤井と申します。
世の中にクリスマスソングが流れ始め、今年の誕生日には何をもらおうかなと思いに耽る今日この頃。
このブログを書いていると、もう引退なんだなと感じます。
(今年は演奏会と誕生日が重なりました( ✌︎’ω’)✌︎)
明オケの音楽は年によって全く変わり、この3年間でいろんな変化を感じてきました。
特に金打・木管・弦楽器の各セクションをまとめるセクションリーダー、オーケストラ全体のトップを担うコンサートマスター、音楽事務のインスペクターと、100余名をまとめる「音楽役職」が変わるとガラリと音楽が変わってきます。
そんな中で、私の役職である学生指揮者というのは、日々の練習で前に立ち、指揮を振りながら音楽をまとめ上げていくという仕事です。みんなが練習したところ、まだ伸び代のあるところ、全ての変化を感じることができます。
そんな変化を1番間近で感じられるのは、この役職の特権だと思います。
しかし、明オケにも変わらないところはあります。
演奏会終了後、前日の荷物を楽器庫に置くために朝まで飲み歩き2日酔いで神保町のマックに行き、アイスコーヒー1杯で1時間爆睡するもの(多数)、譜面をコピーしに行こうとする先輩について行き、アイスを奢ってもらう後輩たち、後輩と楽しそうに演奏する先輩たち、先輩の引退コンサートでプレゼントを渡し合い泣くものたち。
そんな変わらない伝統と、日々進化する明オケのサウンドは、プロのオーケストラや他の大学オーケストラにはない個性であり、特徴だと思います。
私が音楽に対して思っていることが1つあります。それは世界で通用することであり、世の中でもっとも楽しいものの1つであるということです。
偉大な作曲家の1人であるベートーヴェンが亡くなって200年弱が経っている今でも、年末には各地で第9が演奏され、人々の心を癒しています。
音楽は、時代、人種、言語関係なく楽しめる娯楽の1つです。
「楽しく、楽しく、楽しく」
それが今年の明オケサウンドだと思っております。
今回の12月演は、3年生の引退コンサートです。気合い入ってます。みんな頑張っています。そんな明オケサウンド、ぜひホールで楽しんでいただければと思います。
【第102回定期演奏会】
日時 2025年12月24日(水) 17:45開場 18:30開演
会場 すみだトリフォニーホール 大ホール
曲目
・C.サン=サーンス / 歌劇「サムソンとデリラ」よりバッカナール
・L.ドリーブ / バレエ組曲「コッペリア」より抜粋
・H.ベルリオーズ / 幻想交響曲
指揮者 和田一樹
