明治大学交響楽団
100周年特設ページ

明治大学交響楽団は、
今年で創立100周年を迎えます。

第9回定期演奏会(昭和7年11月4日)

創立100周年記念イベントスケジュール

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2023年6月24日(土)2023年6月演奏会
開場 13:15 / 開演 14:00
江戸川区総合文化センター 大ホール
曲目:G.ヴェルディ / 歌劇「運命の力」序曲
   M.ムソルグスキー / 交響詩「はげ山の一夜」
   P.チャイコフスキー / 交響曲第4番
指揮者:松川智哉
2023年10月1日(日)トランペットコンサート
開場 13:30 / 開演 14:00
三鷹市芸術文化センター 風のホール
2023年10月28日(土)トロンボーンコンサート
開場 17:30 / 開演 18:00
同仁キリスト教会
2023年12月28日(木)第100回記念定期演奏会
開場 17:30 / 開演 18:15
すみだトリフォニーホール 大ホール
曲目:未定
指揮者:中田延亮
2024年1月21日(日)全明治大学交響楽団100周年祝賀演奏会
開場 13:30 / 開演 14:00
明治大学 アカデミーホール(アカデミーコモン3階)
曲目:R.ワーグナー / 楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より第1幕への前奏曲
   P.チャイコフスキー / スラヴ行進曲
   J.シベリウス / 交響詩「フィンランディア」
   L.v.ベートーヴェン / 交響曲第5番「運命」
指揮者:杉山茂
公式HP:https://sites.google.com/view/meioke100/
創立100周年祝賀会
開式 17:00頃(100周年祝賀オーケストラ終了後)
明治大学 岸本辰雄・宮城浩蔵ホール(リバティータワー23階)
2024年8月17日(土)明治大学交響楽団創立100周年記念オーケストラ
昼公演
ミューザ川崎シンフォニーホール
曲目:発表まで今しばらくお待ちください。
指揮者:スペシャルゲスト!

開場および開演の時間や内容は、今後変更する可能性があります。
詳細については各SNSで随時情報を公開しますので、最新の情報をご確認ください。

明治大学交響楽団の歴史

明治大学交響楽団は、1923(大正12)年4月末、尾原勝吉、菊地雙三郎、中川(樋口)亮、塚田道三郎、林慶旺、島村などの諸氏により明治大学管弦楽団が創立され、陸軍戸山学校の学長補である和田小太郎氏の指揮で、ニコライ堂の一室を借りて練習を開始した。

同年6月24日には、第1回定期演奏会が帝大基督教青年会館(現・東京YMCA)で開催された。和田小太郎氏の指揮により、シューベルト作曲ミリタリーマーチ、ヴァイオリン独奏尾原勝吉によるマスネ作曲タイスの瞑想曲など、全部で8曲が披露された。

だが、明治大学交響楽団が創設された大正末期、東京のオーケストラ界は未だ黎明期だった。そんな中で設立された明治大学交響楽団は、次のような背景がある。

その頃、慶應と早稲田にはオーケストラがあってね。慶應はずいぶんと盛んで、その頃からワグネルと言っていたなあ。僕はそこの準部員みたくなっていて、演奏旅行でもなんでもくっついていったんだ。だけど、いつまでも他所へ行ってたって仕方がないので、ひとつ明治にも作ろうと思ってね。人を集めて同じようなのを作って演奏会も開いてね。その頃原宿に下宿していたんだけど、そこのおばさんが愉快な人で、一緒になって応援してくれるんだ。嬉しかったなあ。

創立者 尾原勝吉先生のお言葉

1928(昭和3)年の年末には、明治大学の公認となり「明治大学校友会音楽部管弦楽団」となる。

1933(昭和8)年頃は、明オケにおいて戦前でいちばん華やかな時代だったと言う。楽しき良き時代で、アルバイト等という言葉は必要なかった時代だった。当時映画の「未完成交響曲(1933年公開)」が全盛だったため、シューベルト作曲交響曲第7番「未完成」とベートーヴェン作曲交響曲第5番「運命」を演奏すれば、必ず超満員となった。

1932(昭和7)年9月には、おそらく明オケ初めての演奏旅行を信州地方へ実施した。1934(昭和9)年には名古屋方面への演奏旅行が行われ、JOCK(名古屋放送局、現・NHK名古屋放送局)よりスタジオ演奏が放送されている。1935(昭和10)年8月には、東北・北海道演奏旅行が2週間という、当時としては画期的な大演奏旅行が行われた。

東北・北海道演奏旅行(昭和10年8月)

1941(昭和16)年12月8日、第二次世界大戦が勃発し、日本は戦時体制下に入り、全てが戦時一色になった。戦時下という厳しい状況のもとだったが、活動は活発で、昭和16〜18年には、毎年2回の定期演奏会を開催していた。時代的背景からか音楽が少なく、特に交響曲は珍しかったため、演奏会は常に満員だった。1500枚のチケットが売れすぎるほど売れ、1回の演奏会では入場者が溢れてしまうので、昼夜2回のステージを行ったほどである。

戦時下の第22回定期演奏会(昭和17年12月6日)

1945(昭和20)年8月の終戦を挟んで明治大学交響楽団も、他の全ての事と同様、厳しい状況下にあったと思うが、そんな条件の中、1946(昭和21)年6月22日には芥川也寸志の指揮でNHKラジオより放送があり、同年9月29日には福島県三春町へ演奏に出かけている。さらに、同年12月7日と8日の2日間、第25回定期演奏会を開催している。当時の団員の方の音楽に対する情熱には、ただただ敬服するのみである。

戦後の混乱期における、明治大学交響楽団の立て直しには、創立者である尾原勝吉先生のお力は言うまでもない。

昭和30年代に入り、戦後の混乱もようやく落ち着き、明治大学交響楽団も少しずつ態勢を整えていく。社会は未だ戦後の復興期であり、人々の日常も決して満足といえるものではなかったが、少しずつ生活に潤いを求めて、文化活動も盛んになっていった。明治大学交響楽団も徐々に活動が活発化し、充実していくにつれ、団員も増え、それに伴って組織も固まっていく。昭和30〜50年にかけては、当時の常任指揮者でもあった尾原勝吉先生の円熟期でもあり、団にとって発展と成長の時期でもあった。

新入生部員募集

1976(昭和51)年1月14日、明治大学交響楽団第53回定期演奏会が杉並公会堂にて開催された。この演奏会は明治大学交響楽団にとって、尾原勝吉先生との最後の演奏会でもあった。明治大学交響楽団の創立者でもあり、53年にわたって団の全ての面に拘ってきた尾原勝吉先生の引退は、明治大学交響楽団にとって大きな変革の時期を迎えることとなった。

その後、平成時代が訪れ、団は新たな時代とともに多くの挑戦と変化を経験した。

第64回定期演奏会(昭和62年12月14日)

そして現在、令和の時代に入り、2023年(令和5)年4月下旬、明治大学交響楽団は創立100周年という大きな節目を迎えた。これまでの100年間、数多くの困難を乗り越え、変革を経験しながらも、明治大学交響楽団はその音楽活動を続け、新しい節目に立っている。この100周年は、過去の成果を讃え、そして未来への新たなスタートとしての重要な時点となっているだろう。

第98回定期演奏会(令和3年12月24日)

明治大学交響楽団
第100回記念定期演奏会

日時
2023年12月28日
17:30開場 18:15開演

会場
すみだトリフォニーホール 大ホール

曲目
発表まで今しばらくお待ちください。

指揮者
中田延亮

お問い合わせ先
meioke.koho2023@gmail.com(広報 安藤玲)

明治大学交響楽団創立100周年を
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・第70回定期演奏会以降の演奏会チラシのデータをお持ちでしたら、【 kanjicho100th@gmail.com 】まで送っていただけると幸いです。何卒よろしくお願いいたします。

(編集・文責:第100代幹事長 潮田駿)