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明治大学交響楽団
明治大学公認サークル
明治大学交響楽団は、1923(大正12)年に新交響楽団(現NHK交響楽団)創設時のメンバーであった故尾原勝吉先生(当団永久指揮者)等の手によって創設されました。明治大学のサークルの中で唯一のオーケストラサークルであり、今年で創立100年目を迎える歴史のあるサークルです。

明オケが世界進出‼️

みなさんはじめまして!明治大学交響楽団第101代内務の鈴木詩音です!

肌寒い日が増えてきましたがみなさんいかがお過ごしでしょうか。私は昨年演奏したラフ2を聴き感傷に浸っているこの頃です…(ショス10聴け!)

さて、私は今夏行った新企画についてお話しさせていただこうと思います。少々長くなると思いますが、どうか最後までお付き合いください🙇

今夏行った新企画… それは…

日韓合同オーケストラ🇯🇵🇰🇷

です!!!!

共演した団体は、メリー芸術文化財団(以下メリー)になります。社会貢献を目的とし、市民の皆様が一緒に楽しめるような文化芸術公演を学生・社会人アマチュア主体で企画・実演している団体です。

今回の企画は、昨年6月に上記団体からメールをいただいたことより始まりました。その後、オンライン会議そして日本での対面ミーティングを行い、演奏会の目的や条件、演奏会の詳細を擦り合わせていきました。

企画を考えていく中で最も苦労したことは、会場の選定と予約です。会場を選ぶ際、私たちは外せない条件として「一般市民の参加できるもの」「野外公演」を挙げました。

普段コンサートホールで演奏活動をしている私たちにとって、会場選びは1から始まりました。まず、東京において野外公演ができる会場なんてそもそも少ない、、、そして予算が少ない(明オケは常に貧困状態😢)、、、

そんな中で見つけたのが池袋にあるグローバルリング劇場です。しかし、この会場でオケを行っている例は少なく、奏者全員が舞台に乗ることができるのかなど不安な点もありました。

会場選びが終わったら次は会場利用申請です。これが想像以上に大変でした。

まずは会場の空き状況を確認。そして利用申請書、利用計画書を作成して提出。それを元に、豊島区役所で区議会議員、消防署員などを目の前にして当公演の概要や社会に与える影響、緊急時の対応策などのプレゼンテーションを行いました。

まさか区議会議員の前で話すことになるとは思ってなかったのでとっっっても緊張しましたが、議員の方から「若者の国際交流はとてもいいイベントだね」と称賛していただいたときには「これは成功させないといけない!」と思うようになりました。その後も、会場裏方さんとの打ち合わせや消防署への申請(観客の避難経路確保のため座席間隔をmm単位で決める必要がありました)など様々な手続きを行い、演奏会当日を無事に迎えることができました。

さて、肝心の演奏についてです。

8月の演奏に向けて1月頃から練習を始めましたが、最初は参加してくれる人が少なかったです、、、悲しい😭 でもこれは、私が団員へ解像度の低い企画説明をしてしまったからだと思い後悔しました。しかし、本番が近づくにつれ参加人数が増え、曲の厚みを感じるようになっていきました。

今回の公演では、日本と韓国で有名な曲を弾きやすいように韓国の指揮者さんが編曲したものを演奏しました。普段は演奏しないJpopなどが組み込まれていたため、みんなノリノリで練習に取り組みました。

(ちょっと余談なのですが、私は7月にメリーの方々に会い(観光メイン)に韓国に出向きました。独り身で初めての海外でしたが、多くのメリー団員から歓迎を受けとても安心して滞在することができました。打ち合わせや練習に参加したり一緒に観光をして仲を深めることができました!)

演奏会前々日にはメリーの企画チームが来日、前日には団員が全員来日し練習を開始しました。練習後には、明オケとメリーの団員でペアを作りお土産の交換を行ったり、一緒にご飯を食べに行ったりプリクラを撮りに行ったりと親交を深める機会を設けることができました。

いよいよ本番当日、1年半にわたる企画の最終日です。

当日の昼までは小雨が降ると予報されていましたが、神様が私たちの頑張りを見ててくれていたかのように雨は一切降らず公演に最適な気候となりました!

公演は順調に進み、会場内も熱気に包まれて最後はアンコールの「Arirang(アリラン)」。観客がスマホのライトをつけて振ってもらった光景はとても感動して涙が出てしまいました(私だけ号泣してて恥ずい)🥺🥺🥺 
本公演は、様々なサポーターに支えられ無事に終演を迎える事ができました。お手伝いしてくれた皆さん、本当にありがとうございました。

(実は参加者にも伝えていない情報なのですが、なんと540名ほどの市民の方々が見にきてくれたそうです!ありがとうございました!)

↓演奏会はこちらから見る事ができます。

私は第101代として、「新たな明オケ」の幕開けを象徴するような企画を遂行できたと考えています。今回の国を跨いだ繋がりはこの一回だけのもので終わらせるのではなく、これからも続いていってほしいと思っています!

さて、明オケ第101代の引退まで残り40日です。

私たちは引退公演に向け毎日練習に励んでいます。もしよろしければ、私たちの有終の美を見届けにきていただけると嬉しいです。

これからも明オケへのご支援をよろしくお願いいたします。

【2024年12月演奏会】

日時 2024年12月26日 18:00開場 18:30開演
会場 すみだトリフォニーホール 大ホール
曲目
・L.バーンスタイン / キャンディード序曲
・S.プロコフィエフ / ロミオとジュリエット組曲より抜粋
・D.ショスタコーヴィチ / 交響曲第10番

指揮者 和田一樹