こんにちは。演奏会庶務頭を務めています、ヴァイオリンパートの佐藤優太郎です。
「演奏会庶務頭って何をされている方なの?」と聞かれることがよくあります。
この役職の仕事が団員の皆さんの目に触れる瞬間は限られているため、運営代を含めて実際に何をしているのか知らないという人が多いようです。本当にちゃんと仕事をしているのでしょうか。
そこで今回私のブログでは、
→演奏会庶務頭がどんな仕事をしているのか
→私がこの明オケの仕事とどう向き合ってきたか
について書いてみようと思います。
〇演奏会庶務頭の仕事とは
ズバリ一言で言えば、「演奏会の事務仕事全般」です。
…と、抽象的にしか言えないほど、本当ににさまざまな種類の仕事があります。
私の仕事は、演奏会の約2か月前、ホールの下見・打ち合わせの準備から始まります。
本番の1か月ほど前に下見と打ち合わせが行われるため、その直前は資料づくりでバタバタします。
早めに仕事を進めておきたいのはやまやまなのですが、タイムスケジュールなど自分だけでは決定できない部分が多く、なかなか思うように作業を進められないことも多いです。
下見と打ち合わせが終わると、いよいよ本番に向けた仕事が本格化します。
・演奏会しおりの作成
・写真業者さんとの連絡
・先生方のお弁当の発注
・看板や掲示物の準備
・その他、当日必要になる細々としたものの手配
などなど、仕事の種類は多岐にわたります。演奏会庶務頭というよりは雑用頭といったところでしょうか。
ひとつひとつは難しい作業ではありませんが、1つでも忘れたら大惨事という性質の仕事ばかりなので、タスクのチェック漏れがないか演奏会当日までひやひやします。
私の仕事があまり周知されないのは、こうした裏側の細かい作業が多く、さらに演奏会直前に一気に集中するからなのだと思います。
このような日陰者仕事の特性上、演奏会が終わっても「お疲れ様」と労われることはほとんどありません。見返りを求めてやっているわけではもちろんないですが、ここだけの話たまにはもっと目立つ仕事もしてみたかったなと思うこともあります。
しかし、こまごまとした仕事を淡々とこなすというのは私の性にも合っていましたし、自分の仕事の成果が何も知らない団員のもとに届いているというのはなんかニヤニヤしちゃいますね(?)。
〇なぜ演奏会庶務頭に?
なぜ、自ら進んでこのような役職に立候補したのか、理由は大きく2つあります。
ひとつは明オケに恩返しをしたかったからですね。
たくさんの先輩にお世話になったからというのは言うまでもないですが、私はこの明オケというコミュニティに大学生活においてとても依存していました。
悲しいことに友達もほとんど明オケにしかおらず、普段から自主的に行っていいた活動はこの3年間明オケ一色だったといっても過言ではありません。
そんな明オケに演奏面で貢献出来たらよかったのですが、中2から部活で楽器を始めた私には当然、小さいころから習ってきたエリートたちには及びませんでした。
そこで、ほとんどの人がやりたがらないであろう役職で貢献したいなと考えるようになりました。
ふたつ目は、この役職が自分の性格に向いていると思ったからです。
こまごまとした作業を淡々と進めるスタイルは、自分に合っているだろうなと前々から思っていました。また、1年間ずっと細かい仕事が降り続く役職よりは、演奏会のある時期だけ局所的に忙しいというこの役職が向いているだろうというのも決め手のひとつでした。
なんだか悲しい理由でこの役職を選んだという風にも見えますが、当楽団の一番大きなイベントである演奏会の運営に直接関われる、というのはとてもやりがいを感じますし、楽しくやれました。
〇演奏会の意味
私が皆さんに伝えたいのは、演奏会を開催できるのは素晴らしいということです。
中高の部活動で音楽をやっていた方ならわかると思いますが、事務作業のほとんどは顧問の先生や保護者の方々が担ってくれていました。
しかし、大学のサークルでは、ほとんどすべての運営を学生自身が行っています。
なんの見返りもないとは言いませんが、明オケの仕事をしてもお給料などはもちろん出ません。にもかかわらず、みんなでいい演奏会を開催したいという情熱だけで大変な仕事でも自ら立候補して引き受けてくれる人がいます。
その情熱に応えてくれるホールの方々や、撮影業者の方々、協力してくださるOB・OGの方々の協力があって演奏会が開催されます。
これはやはり当たり前のことではないなと感じますし、明オケが102年間築き上げてきた土台の上に成り立っているというのは間違いありません。
団員のみんなが、立派なホールを借りて演奏会を開催できるありがたみを実感しながら活動できたら、演奏も運営ももっと豊かで素晴らしい経験になると信じています。
ここまで読んでくれた方、本当にありがとうございます。このブログの執筆を依頼されたときは何を書こうかと本当に悩みましたが、演奏会庶務頭として演奏会の運営について今一度考えてみてほしいと思いこのような内容にしました。
第102回定期演奏会が素晴らしいものになるよう、団員一同それぞれの立場で頑張ってきましたので、当日はぜひお越しいただけますと幸いです。
【第102回定期演奏会】
日時 2025年12月24日(水) 17:45開場 18:30開演
会場 すみだトリフォニーホール 大ホール
曲目
・C.サン=サーンス / 歌劇「サムソンとデリラ」よりバッカナール
・L.ドリーブ / バレエ組曲「コッペリア」より抜粋
・H.ベルリオーズ / 幻想交響曲
指揮者 和田一樹
